モンテッソーリ教育の目的は、人格形成であり、子供の自由を保障し
子供にあった環境を構成し、調和のとれた成長を助けます。
日常生活の練習
子供たちが最初に興味を示す活動です。
家庭で大人がしているものを教具化し、それを自由に選び活動します。
環境や自己自身へ配慮しながら指先、手を自分の思い通りに使えるように準備します。
同時にグループ活動による社会性を身に付けます。

感覚
視覚、触覚、聴覚、味覚、嗅覚の五つの感覚は、幼児が世界を認識する大切な手段です。
特に、3~6歳児の幼児期は、「感覚」が著しく発達する時期、感覚の敏感期にいます。
秩序のある美しさを持った感覚教具を使い、物の同一性や漸次性を確かめる力を養い
これまで生活の経験、吸収した多くの物を整理し、秩序づける手助けをします。
(ピンクタワー) 自分の目で見て、大きさを比較しながら、大きい順に積み上げることを楽しんでいる満3歳児
数
感覚的教具により、「量」を具体的に把握し、抽象的な「数」へと導き
「量」と「数」の一致を非常に大切にしています。
具体的な物を使って系統的に体験しながら、数の仕組みについて興味を持つようになります。
数式を解いたり、暗算することが最終目的ではなく、”人間として生きて行くため”に
必要な数学的思考を身に付けます。
(十進法) 1~900までのビーズを使って、量的な数の構成をしている。この後で数字カードを使って
量と数字の一致がわかるようになる
言語
2歳半~6歳の子供たちは、言語に対する敏感な時期にいます。
この時期の言葉の世界への興味が育つように配慮された教具により
語彙が拡充され、正しい話し言葉、書く、読む等言語活動が広がっていきます。
(ことばづくり) カードの絵に合わせて、五十音の文字カードを並べて、ことばづくりをしている