2月20日、みこころ幼稚園の生活発表会がありました。みんな保護者が見に来るこの日に向けて一生懸命練習します。

2歳児は、大人数の保護者を前にステージにあがる初めての経験。自分の足で立つことが大きな一歩です。子供たちもドキドキ、見守る保護者もドキドキ。ステージで頑張っている姿は微笑ましく、あたたかい心を分けてもらいました。

満3歳児は花のような女の子たちの踊り披露。見た目も気持ちもラプンツェルに見事に変身しています。しっかりと踊りを覚え音楽に合わせて踊る中にも、表情などで自由にのびのびと自分を表現する姿がありました。個性豊かな少女たち、日常でも花のような色とりどりの笑顔が咲いているだろうなと想像できる発表でした。

年少児はヘンゼルとグレーテルの劇。彼らにとって園生活で初めて、台詞を言ったり動く位置を考えたりするのがこの発表会です。緊張した顔の子、勇気を出して台詞を言う子。発表会というステージで、劇をしっかりやるぞ、という強い意志が伝わりました。年少児にも関わらず、皆台詞を覚え、体の動きを覚え、伝わる声を出し、「演じる」ということを行っていました。

年中児はピアニカとノアの方舟の劇。もうすぐ年長になる、という気持ちがあるからなのか、心の成長がよくわかる発表でした。恥ずかしがり屋な子、元気いっぱい動きたい子、泣き虫な子。色々な子がいますが発表会では皆しっかりと役割を演じ、長い台詞を言ったり間をとり、堂々とした様子でした。子供たちはこのノアの方舟を劇することで多くの学びがあったと思います。子供たちが理解しているからこそ、私もストーリーに入り込めました。科学の進歩が著しい世の中ですが、人の心は聖書を記した時代から進歩しているのでしょうか。すべての子供たちの心が、まっすぐ育つことを祈りながら、劇を鑑賞しました。

年長児は英語発表、ハンドベル、歌。まず、赤ちゃんの頃の写真、年長になってからの写真とともに、その写真の様子を英語で発表しました。ゆっくりはっきり伝わるよう、何度も練習したようです。年長になると英語のレッスンが増えます。みんなで英語を楽しみながらも、発表会に向け目的をもって英語を練習した様子が伝わりました。ハンドベルは、あめのきさきという聖歌です。三和音も複数回でてくる難しい曲でしたが、遊戯室が教会に変わったかのような美しい響きを、年長児5人の心を合わせて奏でていました。歌は「みんなともだち」。お友達の素敵だと思うところを歌詞にして、この子たちだけの歌を作り、5人で歌いました。子どもが良いお友達に、先生に、園生活に恵まれ、本当によかった。感謝の気持ちでいっぱいになり、涙が溢れました。

コロナの影響を受けるか心配もありましたが、無事に発表を見届けることができホッとしました。子供たちみんなで作り上げた発表会。大きく羽ばたく姿が眩しく、これから明るい未来をみんなが作っていってくれると感じました。

年長児、年少児 母