今年も12月に入ると教会前のルルドの泉のお堂には、馬小屋の中でイエス・キリスト様の誕生を待つマリア様、ヨセフ様、動物達の像が飾られました。
これを見ると今年もクリスマスが近づいてきたと感じます。

私は上の子供の時から数えると今年で七回目のクリスマス会への参加になります。
クリスマス会のメインは年長児による聖劇で、マリア様が天使から受胎告知を受け、イエス様ご誕生までのお話しとなっています。
当然毎年同じ登場人物が出てくるのですが、演じる子供達も毎年違うため同じ聖劇でも毎年雰囲気が異なります。

年長児が劇をしている間、年少児、年中児の子供達は座って劇を鑑賞します。中には保護者の姿を見つけて嬉しそうに手を振る子供もいますが、30分近くじっと椅子に座っている姿に毎年感心します。
今年聖劇を行っている年長児も年少、年中の頃はそのように劇を観ていたせいか、台詞を覚えるのがとても早く、発表会前になると殆どの子供が自分の役ではない他の役の台詞まで言えるようになっていました。

そんな子供達にとって一大イベントの聖劇です。当日は真剣な表情で役になりきって演じていました。皆、落ち着いた演技ができていてとても素晴らしい劇でした。

劇が終わると登場人物全員が舞台袖から出てきて、それを囲むように満3才児がお花のおささげ、年少児と年中児がキャンドルサービスを行います。
全員がキャンドルを並べ終えると年長児が「ようこそ イエスさま」を歌います。
少人数の園のため我が子以外のお子さんの成長も近くで見ることができます。

「皆、大きくなったね!」「四月から小学生に相応しい堂々とした演技ができたね!これからどんどん羽ばたいてね!」と感無量の思いで涙を流すのが私の毎年の恒例の儀式になっています。
来年からこれが見られなくなるのは寂しいのですが、この七年間みこころ幼稚園で温かく見守られながら学んだ事を忘れず、親子で次のステージに進んでいきたいと思います。